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2011/03/30

フランス放射線防護原子力安全研究所の資料です

IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)が福島第一原発事故に伴う放射線漏れに関するいろんな文書を発行しており、一部文書は英語、日本語でも閲覧可能です。

いろんな情報が錯綜する中で、当事者ではない第三国の冷静な分析は不安を抱えている方々にも参考になる部分もあるかと思いましたので、こちらにリンクします。

おそらく随時情報は更新されるかと思いますので、いろいろと参考にするとよいと思います。

日本語文書はこちらから。

先週の時点でのデータになりますが、こちらが大気内に飛散された放射線の流れた向きと数量を表した映像です。

フランスがヨーロッパ一原発に力を注いでいる国で、今回の事故を契機にこれまでアメリカ主導だった日本の原発分野に参入したいと意気込んでいるのが見え隠れしているのですが、今はいろんな専門家の知識を総導入して一日も早く収束できるように取り組んでいく時期だと思っています。

あくまで上記は一般消費者向けに参考になるものですが、今回の原発事故で現場で従事している人たちや近隣の農家、酪農家の人たちにしてみると、本当に深刻な問題で、これから長いスタンスで将来を見直さなくてはならない人たちが続出するのは必至だと思っています。

これまで無農薬で首都圏の安全な食生活のために頑張ってきた農家の人たちは突然放射性物質のせいで土壌汚染、用水汚染が進んでいる現実をどうやって受け止めていくのかを考えるとたまらない思いで胸が詰まります。

子供の頃から母が無農薬農家の方々と契約栽培してもらってた関係で、無農薬農業に従事する方々との接触も多かったし、卒論も農作物の安全性について書いたのもあり、現在の農薬を使用する農業とはまた全然違うレベルで苦労と土づくりに要する長い時間なども目の当たりにしてきただけに、昨日自殺された無農薬農家の方の報道を知り、当事者たちの計り知れない苦しみや思いをこれからどうしていけばいいのか途方に暮れそうになります。

イタリアでも取引先の方々は、やはりオーガニック農法でやっている方々がほとんどで素晴らしい造り手さんが多いのですが、彼らを見ていると自然と共存しているのを肌で感じるし、天災に見舞われても悲観視するのではなく、常に自然に感謝し、おおらかに現実を受け止め、収穫物のできなりに自分たちが出来る最大限の努力を施しながらそれなりの最高の出来を目指してやっているのを見ているといろいろと見習わなければと教えられることがよくあります。彼らの場合、人間も完全にその自然界の一部であり、文字通り自然とともに生きているのを見ていて感じ取れるから・・・

今回のような事故のように人為的な理由で生態系に乱れが出たりする場合というのは、やはりそうやって自然と共存してきた人たちにとってはとてもショッキングなことで、いきなり自分の領域にどかどかと踏み込まれたような感覚を払拭できないだろうし、得体もしれないものを相手にどう足掻いても状況が改善されないような現実に打ちひしがれてしまう人たちを沢山生み出してしまうのでは?と思うと何か出来ることはないのだろうか・・と思わず考え込んでしまいます。

恐らく今の時点では広域災害という余りにも前例のない被害で自治体自体も崩壊していてボランティアの派遣にもかなり苦戦していたりする現実を見てると、全ての人たちに行政の手が行き届くまでにはかなりの時間がかかると思うし、完全にフォローすることは不可能だと思っています。

でも被災した先輩がいうように、今は一人一人がやるべきことをこなしていくことで社会機能がちょっとずつ回復していくしかないような状況だと思うし、私も海外にいながらも出来ることはあるはず、と思い、吹けば吹き飛びそうな協力しか出来ないにしろ、それを継続し続けることで、自分が生まれた国を少しでも支え続けていければと思っています。

イタリアでも原発事故が過剰に報道される形で、段々日本への印象も震災直後とは変わっているのを感じるし、難しい立場も出てきているのも正直なところですが、それでもきちんと正しい情報を持って立ち向かうのが大事な時期。

イタリアにいらっしゃる方もどうぞ頑張ってくださいね。

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