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2006/12/15

さすがナポリ

全国紙、コリエーレ・ディ・セーラの一節。

"Napoli, semafori spenti per sciopero, il traffico non ne risente" Corriere della Sera del 14 dicembre, pagina 29.

全国各地でゼネストの行われたイタリアでしたが、その中でのナポリの様子を描いたもの。

”ナポリ、ストのため、信号も消えていても、交通への影響は感じません。”

信号に重きをおかない場所では、こういう時に本領発揮するようです(笑)

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2006/12/14

現在活動休止中

Compleanno_033_1 ここ数日、いきなり冷え込んできたイタリアですが、こちらに若干一名(?)冬眠の準備に入っていらっしゃるお方が・・・

選んだのはラジエーター前の特等席。

そこに居座られるとドアの開閉の邪魔なんですけど。。。

そんな上目使いで訴えられても、困っちゃいます。

Angie_002 そして一時間後のアンジーさま。

隣で仕事している私なんか眼中にもありませんといわんばかりに、はた迷惑にも、無事(?)冬眠に入られた模様です・・・

”羊が一匹、羊が二匹・・・”

Zzz...

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2006/12/10

気持ちは若く・・・

今日でイタリアの3連休はおしまい。久々にのんびりと骨休めしちゃいました。

金曜日はXX目のお誕生日。咽頭炎とともに起床した私、流石に遠出は諦めましたが、プロポリスのうがいでなんとかしゃべれる状態になったので、急遽アントニオとアンジーと一緒にベルコーレでバースデーランチをすることに。

Tartar アンティパストはタルタルステーキ。

私の定番メニューのひとつ。

生肉嫌いのアントニオをよそ目に美味しく頂きました。

お肉とバルサミコとオリーブオイルってやっぱり相性が抜群。シンプルだけど、美味しく頂けるものっていつでも嬉しいっ。

体調が悪化するといけないので、赤ワインはヘビー過ぎないものということで、アブドゥル氏お勧めのスーヴェレートで作られているワインにしてみましたが、なかなか美味しく飲めました。

セコンドの鴨の胸肉オレンジソースかけは、前回アントニオが食べていたのよりもちょっと違っていてちょっぴり残念でしたが、彼らがこれまで作った鴨の胸肉バリエーションで忘れられないのが、まだDULCAMARAに通ってた頃のジンジャーとはちみつのもの。

アブドゥルにそのうちメニューに復活させてねってお願いしちゃいました。

Torta_di_compleanno セコンドで結構お腹一杯になってしまった私たち。

ドルチェはスキップしようかと思いきや、スタッフがサプライズでチーズケーキを持ってきてくれましたっ。

カルミネ、アブドゥル、優しい心配り有難う。

おかげで素敵なお誕生日になりました。

クラテッロ持って遊びに行くからね~。

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2006/12/04

エミリア・ロマーニャでのグルメな週末

Reggio_emilia 週末はちょっぴり足を伸ばしてエミリアロマーニャへ行ってきました。題して"Weekend Gourmet in Emilia Romagna"

目的はクラテッロ・ディ・ジベッロとアチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ・ディ・レッジョエミリア。

いずれもDOPで、いずれも気軽に、じゃ、これちょーだいなんて間違っても言えない超高級品とあり、一般庶民の私は職権濫用でそれは心待ちにしていたわけです。

わざわざフィレンツェのほうまで戻るのも面倒だし、ということで、折角だし、アンジーを引き連れ、バカンスも兼ね、週末はレッジョエミリアに泊まってのんびり過ごすことに。

さて、出発は土曜日の朝。駐車場に車を取りに行ったアントニオが帰ってきたと思うと、低温のため、車のフロントガラスが凍っちゃってるとすぐに引き返してきました。いきなり寒くなったのよね・・・

そんなこんなで荷物を出して待っていた私は急遽お湯を汲みにお家に上がり、とりあえず、アントニオは荷物を運んで車へと。

お湯を入れて下に下りると、荷物はほとんど持ち去られていたので、玄関に残っていたもうひとつの荷物を持ち、玄関を閉めて駐車場へ行くと、アントニオはエンジンオイル充填中。私は凍った窓ガラスをお湯で溶かし、2人とも準備が終わったところで出発。

お家にもう1つ荷物が残っていたので、それをピックアップに車でお家に着くと・・

いきなり問題発生!!

鍵がうまく入らないと思いきや、なんとお家の内側に鍵がささったままドアを閉めてしまっているのが判明。(がーん。。)

でも午前中のうちに仕事のアポに行かなくてはならないし、のんびり鍵開けに格闘している暇もないので、荷物は諦めて出発することに。アンジーが内側に閉じ込め状態になっていなかったのはせめてもの救いと前向きに解釈し、明日は明日の風が吹くさっと呑気に出発した私たち。(実際呑気だったのは私だけだったけど。。)

気持ちを取り直し。その後は渋滞もなく、スムーズにパルマまで足を運んだ私たち。メーカーに電話したら逆に早めに着き過ぎとのことで、サービスエリアでちょっぴり息抜き休憩。アンジーもしばらく車で待たされることになるので、しっかり出すものは出し切ったところで、再しゅっぱーつ。

と思いきや、なんだか変である。エンジンをかけてすぐにオイル臭っと思った瞬間、社内には何やら白い煙が。でも、トラブルを示すランプも何も点いていないし、一度エンジンを切って再度エンジンをかけると・・・

前からも怪しげな白い煙が上がっているではございませんか!!

てなわけで、前を開けてみると、あたたた、エンジンオイルが入っているところのキャップが無くなっているぞぉ。アントニオの閉め方が緩かったのかどうかは定かではありませんが、走行中に無くなってしまったらしい。

あわてて最寄のトヨタのお店を聞き出し電話したところ、土曜日だとパーツの取り寄せが出来ないから何も出来ないよとあっけなく返答。てなことで、サービスエリアでとりあえず非常用のキャップをゲットして、なんとか応急措置終了。

でも、あーだこーだしているうちに余裕かまして寛いだ私たちは20分遅刻。(ごめんなさい。)でも、美味しいクラテッロが、いやいや、親切なメーカーの方が待っててくれました。

詳しくはまたじっくりご報告を。。

さて、たらふくクラテッロを食べて幸せ一杯の私たちをよそ目に車で2時間ほど待ち伏せ喰らったアンジーでしたが、出発前に車から降ろしたアンジーを見たメーカーのおじさんが親切にも貴重なクラテッロを2きれもアンジーに与えてくれたのでした。普段超粗食に耐えさせられているアンジーは目がギラギラしちゃって、凄い勢いで喰らいついていたので、メーカーのおじさんもビビったことでしょう。ちなみにおじさんもジャックラッセルがいるといってましたが、ひょっとしてジャックは毎日こんな贅沢なものをお召し上がりなのでしょうか????

その後足を伸ばしたのはクレモナに住むジュンくんち。預かっていた荷物を届けに足を伸ばしたのでしたが、私たちは自爆して開かずの家にしてしまったがため、荷物1ケースショートで、結構何しにきたの状態。そんな訳で、罪滅ぼしにすずめの涙状態のおこぼれのクラテッロで勘弁してもらいました。

Img_0518その後、クレモーナは初めてだったので、ちょっとだけ旧市街に足を運びました。お昼休みの時間帯だったので、お店は閉まっているし、歩いている人もほとんどおらず、おまけに霧が完全に晴れきっているともいえないどんよりした町並みだったので、なんだか心躍る感じではありませんでしたが、さすがバイオリンの町。

至る所にバイオリン職人の工房や看板が出ていて、ショーウィンドーにもバイオリンがあったりで、ふーんと思いながら軽く散策。

一体何人くらいバイオリンの職人さんが住んでいるのでしょうかね??そのうちジュンくんも著名なバイオリン職人になってくれるでしょうか??

さて、人っ子一人いないクレモーナからは早々に引き上げることにして、今夜の宿のあるレッジョエミリアへ。ホテルはScudo di Franciaという旧市街の真ん中にあるホテル。

現在霧のこの地方は超閑散期らしく、えっらい安くで泊まれました。59ユーロ。朝食込み。確かに霧は辛いけど、このプライス悪くないかも;)部屋も綺麗だったし、朝食もイタリアのホテルの割にはまともだったので、もし足を運ぶ機会がある方にはお勧めですっ。

レッジョエミリアといえば、MAX MARAの工場があるのでも有名。そんなわけで旧市街にあるマックスマーラのお店は超立派で、中に竹林までありました。(なんじゃそれ?)でも、見ると欲しくなるので、中には入りませんでしたが。

Reggo_emiliaimg_0527町はすっかりクリスマスムードで、通りごとに微妙にイルミネーションが違っていて、綺麗でした。目抜き通りは大混雑。

アンジーの散歩がてら、いろんなお店、飲食店を覗き見した私たちですが、小さな町の割には結構洗練されたお店も多くって、結構楽しめました。

通りすがりの人たちに大人気だったアンジー。

イタリアではまだまだ少ないロングのミニチュアダックス、イタリア人の目には新鮮に映るようです。

尤も人ごみの嫌いなアンジーは食べ物探しだけを目当てに頑張って散歩してましたけど(苦笑)

Il_pozzo さて、クラテッロを狂うほど食べた私たちは、意外とお腹が一杯だったので、リストランテはやめて、エノテカ/リストランテのIl Pozzoへ。

入り口を入ると、地下にお店が。アンジーもいるし予約もないし、恐る恐る階段を下りていきましたが、アンジーもウェルカムで迎えて頂き、こちらでグラスワインと軽くおつまみでお食事することに。

私はまずアペリティーボのプロセッコから。とっても香りも良くって、味もなかなかで思わずグビグビいってしまいました。。カメリエーラが次に通りかかった時にすかさず2杯目のガヴィを頼んだところ、フリザンテのワインは気に入らなかった??と訊かれ、”いいえ、既に飲んでしまいました。。”と答えたらにんまり笑ってました。すみません、酒飲みで。

落ち着いて暖かい雰囲気のお店で、結構良かったですよ。セコンドもドルチェも結構美味しそうでした。

IL POZZO
Viale Allegri 7 Reggio Emilia
Tel. 0522/451300fax 0522/451300

さて、翌日日曜日。

早起きして目指すはバルサミコのメーカー。ローカルな細道を北上したところにある目的地に向けて車を走らせていくと・・・

どうも、今回の旅行、素直に行かないようになっているらしい。

頼みの一本道の先のほうに不気味な黒煙が上がっていると思いきや。

「・・・・・」

車が炎上中。そんなわけでほとんどの車が足を止めていて、事実上通行止め。

普段ならそんなの大丈夫よなーんて太っ腹に言いたいところですが、なんせオイル漏れしている車ですから、火に油を注ぐようなことは自殺行為は止めようと素直に諦め、近所のおじちゃんたちに代替の道を聞くと、幸い、丁度良い抜け道がありました。

なんとか無事アチェタイアまで辿り着き、メーカー見学。美味しいネタはまたゆっくり後日。

美味しいバルサミコ酢の試飲の後、親切なメーカーの若旦那がランチを誘ってくれ、後ろ髪引かれたのでしたが、鍵のことがあるし、そそくさと退散することに。

そうしてなんとか帰途に着いた私たち。思ったよりも早く着き、3時過ぎでみんながまったりとしている時間帯に鍵と格闘することに。(泥棒と間違われないようにねっ。)

一応論理的にいろいろと解決策を考えてた私たち。確かに鍵はささっているけど、回ってないから反対側にうまく押して落とせば開けられるはず、ということで、まずは鍵穴を覗き、中の鍵がまっすぐ抜ける状態かどうかチェック。

ほんの気持ち斜めに傾いていたので、今度はたまたまカバンに入っていた大き目のクリップを鍵穴に入れ、格闘すること数分。鍵を水平にするのに成功。

そして今度は最後の一押し。がちゃがちゃ鍵突っ込んでやっていたら・・

ガチャン、という音とともに、鍵が無事中に入りました~!

10分足らずで問題解決。不幸中の幸い。

そんな訳でついているようなついてないような週末でしたが、結構大満喫出来ました。

Angie_con_kuma そして戻ってきたアンジーはというと・・・

2日間結構待ちぼうけでつまんなかったのもあり、お気に入りの熊さんと一緒に遊んでおりました。

アンジー、2日間お付き合い、有難う。

でも、あのクラテッロ、一生忘れられないかもね?!

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2006/12/01

GOCCE DI ORO VERDE

昨日はSan Polo in Chiantiにあるオリーブオイルのメーカー、プルネーティへ行ってきました。

トスカーナのオリーブオイルは有名ですが、名前のほうが有名だけになかなか品質とプライスのバランスが決して良くないオイルも多いのも事実。

そんなわけで、いろんなところに足を運んで、運び損と思うことも多いメーカー訪問ですが、昨日は久々に行って良かった~と思える充実した時間だったのでご紹介を。

プルネーティ家は元々フィレンツェの花でもあるアイリスの栽培農家を代々続けてきて、現在が3代目。ただ、90年代に需要の落ち込みでほとんどの農家が栽培を止めてしまったようですが、その時期に根気強く栽培を続け続けた彼らは、クリスチャン・ディオールの香水の原料として使用するのにアイリスを使ってもらえるようになり、なんとか復興にこぎつけたそうです。

3代目に当たる息子たちはアイリスに飽き足らず、サフラン、そしてオリーブオイルにも力を入れるようになります。特にジョンニ氏のオリーブオイルに対する情熱は凄いもの。恐らく彼のプロ意識がなければ、どこにでもあるような家族経営のの1つに終わっていたことでしょう。

まずは、オリーブオイルが出来るまでの工程をざっとご紹介。

Img_0477

こちらが収穫してきたオリーブです。オリーブは酸化の早い食材のひとつなので、素早く加工し、出来るだけ空気との接触を避けるのも良質のオイルを作るための条件になってきます。こちらでは日中に収穫したオリーブオイルをフラントイオ(搾油所)に持ち帰り、すぐに加工の準備へと移ります。収穫してきた実にはご覧の通り、葉、枝などの異物がまざっているので、きちんと異物を取り除く必要があります。

そこで、かけられるのが除葉の機械。ベルトコンベヤー式に移動させ、振動を与えながらこれらの異物を取り除き、オリーブの実だけを分別します。

Img_0478 次はオリーブの実を砕く作業に移ります。

ちょっぴり湯気で分かりづらいのですが、粉砕機の中に徐々にオリーブの実を送り込み、必要なサイズに砕いていきます。そのサイズは職人の勘がものをいう仕事。

オリーブの品種、熟し具合を確かめながら、程よいサイズに砕いていきます。

Img_0480 次は砕かれたオリーブの実の種、果肉、水分、油分がまんべんなく混ざり合うよう、こちらの機械で練り上げます。

この作業も簡単そうですが、品質を左右する作業なので、よく目で確かめながら行う必要があります。

というのも、混ざり具合が均一でないと、うまくオリーブオイルの分離ができず、かといって、練りすぎると温度が上昇してしまって折角の風味を損ねてしまいます。

Img_0481 さて、次はいよいよオリーブオイルを分離する過程に入ります。

こちらは最初の過程で絞りかすと水分を先に練りこんだ生地から分離しているところ。上部に見えるのが絞りかす、下のほうに出てくる液体が水分です。

ちなみに、日本でよく見るピュアオリーブオイルはこちらの絞りかすの部分を更に集めて2番絞りにして、精製した油でバージンオイルを伸ばしたもの。とはいれ、10%だけバージンオイルを入れただけで、ピュアオイルと読んでいいので、風味も最悪、体にも決して良くないし、全然お勧めできませんけど。。。

Img_0484 さて、油分はというと・・・

こちらの奥の部分から黄色っぽいにごった液体が出てきますが、こちらがオリーブオイルをおおまかに余分なものから分離したもの。

ただ、こちらはまだ完全に水分が取り除かれていないので、今度は更にこの液体の部分を遠心分離にかけます。

そうすることで重い水分は下の管から、そして軽いオリーブオイルは上の管から出てきて、完全に分離されたのがこちら。

Img_0485_1

なんともいえない金色がかった緑の液体がちょっとずつ出てきます。

こうして、エキストラバージンのオリーブオイルが出来るわけです。

尚、こちらのオイルはステンレスの容器に移され、少なくとも1日以上寝かせて、オイルを落ち着かせます。

そうすることで風味が段々良くなってくるとか。

実際に絞りたてのオイルも試飲してみましたが、決してめちゃくちゃ美味しいというものではありませんでした。味はあるのですが、香りがまだ落ち着いていなくて、温度も高めなので、ちょっと違和感がある感じ?

もちろん、新オイルで既に若干時間が経過したものをしっかり試飲してきました。

彼らのオリーブオイルへのこだわりは品揃えにもしっかり反映されています。

レッチーノ、フラントイオ、そしてモライオーロの3種のブレンドのオイルに加え、このそれぞれの品種100%で作られたMONO CULTIVARのオイルも出しているのです。

オリーブオイルなんて何でも一緒だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ワイン同様、品種ごとに微妙に香りも味わいも違います。

一通り試飲しましたが、個人的に気に入ったのは、デリケートなタイプだとレッチーノ。インテンスフルーティなタイプだとレッチーノとフラントイオのブレンド、そしてモライオーロも美味しかったです。

そのうちオリーブオイルもワイン同様にきちんとお料理の種類によって使い分けしてもらえる時期が来ればいいな~と祈っている私ですが、本当にそんな日が訪れてくれるでしょうか?イタリアでも、オリーブの品質に関して関心が高くなってきたのは過去せいぜい10年経たないくらいなものでしょうし、こういうメーカーの意識の高さが徐々に消費者に反映され、食生活の改善に繋がるといいですねっ。

蛇足ですが、オリーブオイルはワインと違って熟成させるものではありませんので、皆様、フレッシュなものを選んで、そして開封後はさっさと消費してくださいねっ。

そうすれば、美容、健康の相乗効果大ですよ~。

日本でも、ちょっと高いオリーブオイルを購入する際には、かならず、収穫年の表示がありますので、これからお買い求めの方、RACCOLTA 2006のオリーブオイルを目当てにご購入くださいねっ。まだすぐに新オイルは手に入らないかもしれませんが、来年には店頭に並ぶことでしょうから。2005年ものだと損しますよっ。

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