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2006/11/20

当てもなく辿り着いたのは・・

トスカーナはいよいよヌーボーオイルが本格的に出回るシーズンに突入。

そんなわけで、近くの町、モンテスペルトリでやっていたヌーボーオイルのお祭りに行ってちゃっかりお昼を済ませよう~と盛り上がり、いざ出発。

モンテスペルトリは丘陵地になっていて、葡萄畑とオリーブ畑が一面に広がっている場所で、キャンティのゾーンの中でもマイナーですが、個人的にそのマイナーさも手伝って気に入っています。お天気が良い日にドライブするとぽつぽつお城やお屋敷も点在していてちょっと贅沢な感じを味わえますが、今日は向かっている途中から雲行きが怪しくなり、会場の近くに着いたら、雨足が強くなってしまい、傘なしでなめ腐っていた私たちは駐車場から会場まで歩くのはとても無理、とのことで、諦めることに。

Img_0388_1 でも、折角ここまで来たのに、すごすご帰るのももったいないので、どっかぶらぶらしながらめぼしいところで軽くランチでも、ということになり、丘陵地のくねくね道を通り、モンテスペルトリの町を抜けたところで、良さ気なリストランテ、La Belle E'poque発見。

まずは中を覗き込み、雰囲気を確認。悪くなさそう。入り口にメニューがあり、心惹かれるものもあったので、一気に食欲も湧いてきて、即決。

だがしかし。中に入ろうとすると、ワンちゃんは入れないマークとバンコマット故障中とのことで張り紙が。(がーん。)

アンジーを抱っこして、ダメもとで聞いてみると、吠えなければとの条件で、OK。次の難関、バンコマットの確認もすると。キャッシュしかダメとのことで、50ユーロしかないから、お財布と相談してメニューを選ぼうということで、中に。

メニューで値段を見ながら、足し算して、あーだこーだして、ボトルワインかセコンドか天秤にかける羽目になり、テーブルワインもなんだし、ということでアンティパストは半分こ、私はプリモ、アントニオはセコンドを頼むことに。

Img_0380_2頼んだのはこのゾーンにあるファットリエ・パッリのキャンティ2003。何故なら一番安かったから(苦笑)でも、このファットリエは私のお気に入りで、特にオリーブオイルは最高。いつも5リットル缶を買ってきてお世話になっているのでした。

アペリティーボを飲み終えるとタイミングよく出てきたキャンティ。

さて、9ユーロでゲットしたワインのお味も悪くなく、メディアムボディで 香りもなかなか、後味にはほんのりタンニンも利いていて、値段の割りにはなかなかイケました。

そうしているうちにアンティパストのポルチーニとジャガイモのティンバッロ、ルッコラとミニトマトのサラダ添えが届き、アントニオと半分こ。見た目と香りは美味しそうだし、ちょっぴり期待して口に含むと・・

美味しいっ。ポルチーニの風味がしっかり利いていて、硬すぎず柔らかすぎず丁度いい口当たりで、2人してペロリと平らげました。(1人分食べたかったな。。。ぐすん。)

Img_0384_4 次はプリモの洋ナシとタレッジョとバルサミコのニョッキ。

こちらは残念ながら、ニョッキの茹で加減がちょっぴり柔らか目だったのが残念ですが、味自体はバランスが取れていてまずまずでした。

ちょっと真似して今度作ってみよう~。タレッジョの代わりにゴルゴンゾーラ・ドルチェで作っても美味しそうなお味でした。

アントニオは鴨の胸肉と洋ナシの煮込みをオーダーし、こちらもそこそこ美味しかった模様。一通り食べ終わると、オーナーがドルチェを聞きに来てくれたけど、食べたいけど、お金がないから、また今度。と返答すると、”じゃあ、僕がご馳走します”と嬉しい一言。

じゃあ、1個シェアするので、と頼んだのはダークチョコレートのタルトバニラソース添えImg_0386_1

見た目も綺麗。そして美味しかった。(ただだし、美味しさ倍増;)

なんだかんだ言ってお腹も膨れたし、コーヒー飲みたいとこだけど、またお金がないし。。お会計を頼むと。。

ほんのちょっぴり値引きまでしてくれ、お釣りが来そうなので、急遽、コーヒーを持ってきてもらい、太っ腹に5ユーロのチップを置いて(ただ食い、ただ飲みしてるから当たり前だって?!)テーブルを立ち、オーナーにきちんとお礼を言ってお店を出ました。

全然予定外のランチでしたが、近くに素敵な場所を発見出来たし、お店のスタッフの優しい心遣いで美味しいひと時が過ごせました。感謝感謝。Grazie mille!!

こうして、我が家のエンゲル係数はまたもや鰻登り。。。

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コメント

うわー、ステキなレストランに、ステキな出会いだったのですね。こういうのが日本とイタリアの違うところなのかなぁ。どちらがいいとか、悪いとか、そういうことではないけれど、日本では減ってきてしまった人と人のつながりや思いやりが、イタリアでは感じられることが多いな、と今回の日本で思ったのですよ。まあ、逆に腹の立つことも何倍もあるんだけど。。。

投稿: yossy | 2006/11/20 11:47

そう、ひょんなことで辿り着いたところで、素敵な時間が過ごせました。うっとうしいお天気だったけど、おかげで気分は晴れやかになったよ;)
夏場は素敵なパノラマの広がるテラスでお食事できるみたいなので、来年が楽しみよっ。
ほんと、人との繋がりの大切さはイタリア人から学ぶこと多いよね。でもなんでも極端だから最悪の場合は最悪だけどね(苦笑)
私たちがカルミネとアブドゥルに出会ったのはもう6年以上前のことよ。彼らがドゥルカマーラにいた頃からだからねっ。
お料理も大事だけど、それ以上に心地よくおもてなししてくれる人に囲まれて気持ちよくお食事出来るのって貴重だよね!
彼らは私たちにとってsempre numero 1だよっ。
先立つものがあればもっと通えるんだけど、現実は厳しいわ!

投稿: Aya | 2006/11/20 12:25

私たちも、カードの使えないレストランで計算しながらオーダーしたことありますよ(ちょっと冷や冷やしますよね。笑)

洋ナシとタレッジョとバルサミコのニョッキっていうのは不思議な感じですね。
でも、私の義父もシナモンとバターとラディッキオのソテーにザクロっていうニョッキを作りますから、ニョッキって意外にも甘酸っぱい味と調和するんですね。


投稿: ととろん | 2006/11/20 22:35

ととろんさん
ホント、冷や冷やで、食が細る感じ(笑)
ニョッキは元々ジャガイモが入っている分、普通のパスタよりも甘みがあるから、酸味を添えてあげると、確かに味が引き立つのかもしれないですねっ。
ととろんさんたちがフィレンツェにお引越ししてきた暁には一緒に美味しいもの食べましょうねっ。
ザクロのニョッキ、食べてみたい!

投稿: Aya | 2006/11/20 22:56

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