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2006/05/14

ピエンツァからの眺め

Dsc05678

先週末訪れたのはシエナ県のVal d'orciaと呼ばれるゾーンで、美味しいワインあり、チーズあり、そして温泉ありの至れり尽くせりの場所です。

その中でもお気に入りの町は昨日書いたモンタルチーノとピエンツァ。

ピエンツァは世界遺産にもなっている中世の趣を残した小さな町で、丘陵地から眺める景色は絶景です。

このゾーンは牧草や小麦がたくさん栽培されていて、丘から見下ろす光景は季節によって様変わりするのですが、今は遠くから見ると緑一色。Dsc05677

ピエンツァが美しいのは町の人たちの努力にもあります。

路地には至る所に綺麗にお花が植え込みしてあって、訪問者を和ませてくれます。

レンガと石造りの趣のあるお家にはテラコッタに植え込みしたお花が映え、暖かい雰囲気を醸し出していました。

ピエンツァはペコリーノ・ディ・ピエンツァという羊のミルクで作られるチーズの生産地としても有名。大半のペコリーノは比較的若い熟成(2,3ヶ月程度)で食べられることが多いのですが、中には限定生産で長期熟成のもの、胡桃の葉で包んでテラコッタの壺の中で夏場に熟成されたフォーリアディノーチェ、そしてマルケにある穴倉に預けて熟成させたペコリーノディフォッサなどもあり、長い時間手をかけて作ったチーズは普通のものよりもコクのあるそれぞれ独特の風味を持ち、もちろん嗜好品なのでなんともいえませんが、好きな人にはなんとも言えない味わいのチーズに生まれ変わります。

私が個人的に好きなのはフォーリアディノーチェ。普通は低温(5~10度)で熟成されるペコリーノが多いのですが、このチーズは特別。夏場の高温を時期を選び、3ヶ月ほど先に熟成したチーズをベースにし、陰干しした胡桃の葉とペコリーノを交互に並べてテラコッタの中で1ヶ月程熟成するのですが、高温で熟成することでペコリーノが汗をかき、不必要な水分、油分が流れ出し、そこの部分に胡桃の葉の香ばしい香りが吸い込まれ、風味高いコクのあるチーズへ姿を変えます。

チーズの生産者を訪問し、製造の様子を試食もしたのですが、説明+試食に気を取られ、写真はなし。出来立てほやほやのリコッタチーズももらい、美味しく頂きました。ざる豆腐チーズ版といったところ?

何はともあれ、ピエンツァはいつ来てもそして何度足を運んでも飽きない場所です。アクセスが悪いのですが、機会があったら、是非一度訪問して欲しいものです。

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コメント

チーズにワインに温泉~!?なんて素敵なところなんでしょう・・・ほんとに行ってみたい~!
景色も最高ね。しかし、チーズもワインも奥が深いね。製造にそんなに手間ひまかけてできあがるんだ~。
いつか、かならず行くぞ~~美しくおいしい町に・・・

投稿: パーゴラ | 2006/05/20 07:37

パーゴラさん

トスカーナは本当に山あり海ありの場所なので、何でも楽しめるんですよ。
北イタリアよりはお天気も安定しているので、これからはほぼ雨知らずの毎日。

春~初夏のトスカーナは最高ですよ。
機会があったらそのうち遊びに来てね!

投稿: Aya | 2006/05/20 09:03

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