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2006/03/13

チーズ三昧な週末

先週の土曜日は、仕事でトレヴィゾ郊外にあるチーズの熟成士のところへ足を運んできました。この熟成士はただの熟成士と一味違っていて、ウブリアーコチーズといって、酔っ払いチーズの先駆者。元々世界大戦で近隣諸国との戦乱から食料を守るためにワインの中に隠したことから生まれたという手法を再現し、完成度の高いワインの絞りかすや葡萄果汁に漬け込んで熟成させたユニークなチーズを次々に生み出しています。

Degustazione 今回は、ウブリアーコだけではなく、ハーブや干草の中で熟成させたものなども一緒に試食しました。

また地元の山岳部で細々と昔ながらの製法で作っている農家をなんとかサポートするために、作り上げた伝統的なチーズも一緒に試食。

そのなかでも、Altobutというモンタアズィオに似たチーズは甘みのある風味の良いチーズで熟成が進むにつれコクのあるチーズに変わるのを予感させる美味しさでした。やはり、環境汚染されていない山岳地で放牧されて育った牛から取れるミルクの質は小屋の中で飼料を与えられて飼育されたものとは一味違っています。1匹当たりのミルクの生産量も少なめでも、敢えて生産を続けてくれるこういう零細農家が一軒でも多く残ってくれるのを祈るばかりです。

さて、酔っ払いチーズで印象的だったのは、シチリアのDOPチーズ、長期熟成のラグサーノをパンテレリア島のジビッボの葡萄の絞りかすで熟成させたもの。30ヶ月の熟成期間を経て作られたこのチーズは長期熟成のラグサーノの強い塩分も抜けていて、ジビッボの芳香が心地良く口の中に広がり、なんともいえない風味を醸し出していました。お値段もビックリするほどいいですけど・・・でも、1個のサイズの大きいラグサーノを仕込むのにかかる労力、そしてコンディション管理の難しさを考えると、それだけ手間がかかるから仕方ないのでしょう。

Stagionatura_1 こちらは、いわゆる伝統的なチーズの熟成庫。

まずは”酔っ払わせる”前にじっくりと熟成させて、チーズ自体のコク、風味をよりよりものにするところから始まります。

熟成の作業も結構な労力を要するのをご存知でしょうか?

昔ながらの木の上に並べた熟成方法の場合、まんべんなく呼吸させ、表面のカビが必要以上に繁殖しないよう、定期的にひっくり返しながら熟成が進められていきます。

Stagionatura5 さて、こちらが酔っ払いチーズの熟成庫。

オーク樽の中に葡萄の絞りかすとチーズを入れて密封し、チーズによく絞りかすが馴染むように時々転がしながら3ヶ月ほど漬け込まれます。

この部屋は湿度、温度とも厳密にコントロールされ、常に熟成コンディションを良好な状態に保つように工夫されています。

散々チーズを試食した後はリストランテへ。

Gnocchi 奥様が厨房、そしてご主人がおもてなしをしてくれるアットホームな雰囲気のお店で頂いたのは、ナスのニョッキにブロッコリーのソースを添えたもの。

一風変わったこのニョッキ、ジャガイモの形をしたボールの中に茄子とチーズの詰め物がしてあって、表面がこんがり焦がしてあって、なかなか美味しかったです。

ただ、さすがにチーズを散々試食した後だったので、死にそうになりながら食べましたけど・・(苦笑)

ちなみに、アンジーはお家でお留守番。

お留守番の大嫌いなアンジーのために、フィレンツェからじゅん君がドッグシッターに来てくれたお陰で、安心して出かけられましたっ。

じゅんくん、有難う&お疲れ様でした!

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2006/03/10

Berlusconiの醜態流出ビデオ

去年、イタリアではニュースでちょっとだけ触れられた欧州議会での一幕。

でも、映像は(当然のことながら・・)流れなかったので、実際にどの程度の醜態をさらしたのか把握しようがなかったのですが、ここまで来たら笑いもの、イタリアの恥。

さあ、空いた口が塞がらないベルルスコーニの醜態ぶり、ご堪能くださいませ。

ビデオリンクはこちら。

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2006/03/09

寄せ鍋にレタス

昨日の夜は、フィレンツェにいるじゅん君のお家で一緒にご飯を食べることに。

普段1人暮らしだとなかなか食べれないのが鍋。更にお野菜も限られているから、イタリアだと正当な鍋がなかなか出来なかったります。

うちの近所は田舎でなかなか日本のお野菜が手に入らないため、じゅん君に買い物を託し、白菜と大根をゲットするようにお願いしたのですが、生憎フィレンツェのスーパーでも白菜が手に入らず、急遽葉野菜は別のもので代用することに。

7294 そこで使ったのが、この野菜。見た目は結構白菜にも似ているのですが、でも違う。Radicchio Milanoといって味はレタスとチコリの愛の子といった感じでしょうか。

でも、煮込むと結構甘みが出て、意外と美味しかったりします。おまけに、ホウレン草などと違って、柔らかくなりすぎず、丁度いい口当たり。

白菜の代用品にお勧めです。(おまけに安いし。)

ちなみに、大根は最近、DAIKONとして売っていますよ。

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2006/03/06

成田空港に検疫犬

肉、卵製品を嗅ぎ分ける検疫犬がオーストラリアから到着した模様で、これから海外から旅客が持ち込む食肉製品の取り締まりを強化し、鳥インフルエンザなどの家畜伝染病の侵入を防止する狙いのようです。

新聞記事はこちら

確かに、旅行に来る友人たちを見ていても、密かに自宅用の生ハムやサラミ類をイタリアから知らん振りして(?!)持ち帰っている人たちも結構いるので、実際に取り締まりで結構の量の食肉加工品の塊がこの可愛いビーグルに見つけられる人も結構多そう~。

果たして真空パックしてあっても見つけられるのかしら??(素朴な疑問)

話はちょっと逸れますが、欧州で猛威を振るっている鳥インフルエンザの影響でイタリア国内の鶏肉の消費は80%落ち込んだとか。。。

鶏肉好きな私には、連日バナナの叩き売り状態で安売りされている鶏肉にありつけて丁度いいですが(笑)

きちんと加熱すれば大丈夫と説明しても、イタリア人は意外と迷信深く、恐がりなので、しばらくは食卓に並ぶ鶏肉の量が激減すること間違いなし!

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2006/03/02

13年ぶりにフィレンツェで・・

昨夜はフィレンツェのスタジアムでイタリア-ドイツの国際親善試合がありました。

フィレンツェはイタリア代表チームが合宿するコヴェルチャーノがある癖に過去13年間イタリア代表チームの試合が開催されたことはゼロ。

元々フィレンツェの人たちの気質で、利権行使するサッカー協会を嫌い、そして権力にモノを言わせて美味しい思いをしているチームを嫌い、挙句の果てにはそのチームでプレーしている選手も嫌いという公式が成り立ってしまい、代表戦であるにもかかわらず、フィオレンティーナの宿敵(と勝手に思っている。。)ユベの選手にボールが回るとブーイングの口笛を吹いたりで、選手がプレーしづらい状況を醸し出してしまうとのことで、その報いでお膝元で合宿するくせに代表戦は行われなかったのでした。

そうしてやっと迎えたのが昨日。13年ぶりの試合に報道陣も観客の反応を興味深げに眺めていたのでした。

最初に問題を起したのはフィレンツェの観客ではなく、なんとドイツ人のフーリガンたち。試合開始前から厳重警戒の中、いろいろとやらかしておりました。

試合開始し、ユベの選手も4人出ていましたが、ブーイングを表すこともなく試合は進み、前半戦終了後、フィオレンティーナの会長兄弟のインタビューもあり、観客の態度を一定評価。

後半はフィオレンティーナの嫌っているデルピエロもゴールしましたが、きちんと拍手までして、応援してました。感心感心。

ドイツ代表は終始何をしてよいか分らぬ状況で、完全にイタリアペース。4-1で圧勝。

それよりドイツの酔っ払いのフーリガンたちはおとなしく帰ったのでしょうか??

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2006/03/01

イタリア人が選ぶオリンピックで印象に残った選手って??

先週末にトリノオリンピックも終了しましたが、イタリア人の有力選手が少ないにもかかわらず、高視聴率を取っていた競技が一つあったようです。

それは、フィギュアスケート。これまでイタリア国内ではあまりメジャーなスポーツではなかったようですが、ゴールデンタイムに放映されていた関係もあり、これまで興味のなかった人たちも魅力に取り付かれたようです。

単純なイタリア人、自分達の子供にスケートを習わせようと、どこに通わせることが出来るかという問い合わせが殺到したとか。。。特に南イタリアの反響が大きかったそうですよ。

昨日イタリアの新聞アンケートでトリノオリンピックで一番印象に残った選手のランキングが出ていました。

ランキング結果はこちら

1位、2位は当然のことながら、イタリア人選手。

でも、3位、4位には外国人のフィギュア選手が入り、日本の荒川選手も堂々の4位に食い込んでいました。

彼女の演技はとても好評で、金メダルを取った翌日、普通のニュースなどでも結構長い時間を割いて彼女のフリーの演技を見せていたくらい。外国人選手では異例のこと。エレガントでノーミスの演技が結構イタリア人のハートを射止めたようですっ。

日本人だけではなく、海外の人たちにも感動を与えてくれた荒川選手に拍手を称えたいですと思います。

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